劇場版 鬼滅の刃が興行収入歴代1位になることへの違和感【ファン目線】
アニメ「鬼滅の刃」がアマゾンプライムビデオで放送され、瞬く間に人気に火が付いたことから始まったこの「鬼滅ブーム」
映画版の鬼滅の刃「無限列車編」も公開され、早くも興行収入が日本一になりそうな2020年12月中旬です。
でも納得できない!!ていう人も多いのではないでしょうか。何でしょうあの違和感は。
僕は面白い作品が世に広まることは、どんなものにおいてもよいことだと思っています。
たとえセンシティブな内容であっても、幼い子供に見せるのがはばかられるような作品だとしても、面白いとみんなが認めてムーブメントになったものって、それだけの価値があるものだと考えています。
実際、僕は鬼滅の刃にドはまりしたのは自分の兄(アラフォー)に
「鬼滅の刃のアニメはすごい。観ておけ」
と激押しされたことから見始め、しっかりと沼にハマった次第です。
そしてアニメの続きが気になり、漫画を読破。しっかりちゃっかりブームに乗っかりました。
4歳の娘もしっかりハマり(物語はあまり理解していないが)
「タンジローのコーヒー、買って」
といわれてにやにやしながら買っています。
ディープではありませんが、それなりに鬼滅の刃にハマっている側の僕ですけど
「鬼滅の刃が興行収入競争していることに違和感」
をかんじています。
そのことについて、少し書いていこうと思います。
さぁ目次です。
映画『鬼滅の刃 無限列車編』もうすぐ「千と千尋」を抜いて日本興行収入歴代1位に...どう思う?
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」は、2001年に公開されました。長年日本の映画興行収入のトップであり、308億円という記録(現在は316億円)を打ち立て、賞もいくつも取り、名作中の名作といわれている作品です。
19年前ですから、私は当時中学生でした。映画館に2.3回観に行った記憶があります。
そのくらい面白かったですし、千が歩く階段が崩れるシーンでは毎回「ビクッ!」ってなってました。ww
いい思い出です。
千と千尋の思いではこれくらいにして、鬼滅の刃について・・ですが。
2020年12月、もう間もなく鬼滅の刃は興行収入歴代1位になります。
かなりすごいことではある。間違いなくすごいんですよ。それだけの人を動かしているわけですから。
経済効果もすごいことになっていますし、なにより19年間も抜かれなかった記録を抜くわけですから・・!
それなのに「・・・で?」というか、素直に「すごいね!」って言えない気分になるのはなぜなんでしょうか・・w
ネットでも、同じようなことを言っている人も多くいます。
&
コロナ禍での楽しみを提供したって功績はあるだろうし、実際良い作品なのかもしれないけど、千と千尋が鬼滅の刃に興行収入で抜かれるのは感情的に嫌だとふと思ってしまった。
— ただのくま (@tdnkma) December 15, 2020
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鬼滅の刃が映画の興行収入1位行くのなんだかなぁって思うの自分だけ??
— 乗っ取り解除できたみやわき (@MrsGReeeeN_TSK) December 15, 2020
劇場版 鬼滅の刃が興行収入歴代1位になる違和感の正体は?
鬼滅の刃が興行収入歴代1位になることへの違和感・・その正体を考えてみました。
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時代が違うこと
千と千尋は19年前ですし、まだケータイ電話すら普及していませんでした。
要は宣伝の方法なんかも今とは全然違いました。
また、映画の入場料もその頃とは違うでしょうし、一概に金額だけでも測れないかな、とも思います。
・・しかし、そういった時代背景というのは年々変わっていくものですからね。
その時代に合わせた売り方があり、その数字を出せる鬼滅の刃はすごい!!というのもわかります。
また、あの時代にあれだけ売り上げた千と千尋はやはりすごかった。ということも。
千と千尋の神隠しと
鬼滅の刃を比べないで欲しい、、。まあ、興行収入だけで見たら
仕方ないかもだけど。売り込み方も売り方も
全然違うし汚いビジネスーーー。— yuu (@Black2Yuu) December 15, 2020
映画館に再度足を運ぶリピーターの心理の違い
すごく強く思ったのですが、「映画館に同じ映画を見に行く人の心理」に違いがあると思うんですよね。
千と千尋は、老若男女問わず、広い世代に受け入れられ、またリピートする人も多かったと記憶しています。
しかし、当時「千と千尋を興行成績で1位にしよう!!」なんて思いながら映画館に行っていた人はいなかったと思います・・多分。
今回の鬼滅の刃では
「煉獄杏寿郎を300億の男に」
「鬼滅の刃を歴史に残す」
なんて考えながら、何度も劇場に足を運ぶ人がいると聞いて、なんだかな~・・という気持ちになります。
昨日もまた夫とぶつかりイライラしていたので、また20時の回で鬼滅の刃の映画を娘と観に行く事に。フットサルから帰ってきた夫に「私達、煉獄さんを300億の男にするべく行ってくるけど行く?」と聞いたらば二つ返事で行くと。もはや経済効果どころか、家庭円満にも鬼滅の刃が欠かせなくなっている。
— aco (@aco_aug) December 12, 2020
年内に鬼滅の刃の映画後2回観に行くべ!
煉獄さんを300億越えにしたい!— ユウヤ⊿46🍁乃木坂46メイン (@yuuya19940208) December 7, 2020
もちろん、そうさせるだけの魅力が鬼滅の刃にはありますし、煉獄さんも間違いなく先輩にいてほしいキャラクターですし。
わかるんですけど、作品に魅力があることと、だから作品の成績を伸ばそう!となることは別問題だと私は思うのです。
【結論】どちらもおもしろい。「映画って本当に、いいものですよね」ってことで。
最初でも言いましたが、僕結構「鬼滅の刃」のファンだと自覚しています。w
そのうえで思うのは、作品の優劣は全体の売上とか、動員数ではないし、そもそも競うものでもないです。
大事なのは評価。個人がおもしろいと感じればいいものですよね。
鬼滅の刃の映画も千と千尋の神隠しもどちらも素晴らしい作品であってどっちが凄いかなんて人それぞれ👍🏻価値観の違いは当たり前なのに自分の価値観がみんなと同じって思ってる人のツイートばかり…。((鬼滅の刃派vs千と千尋派みたいになっているのがすごく悲しい))
— Fくん (@F86202870) December 15, 2020
今回、鬼滅の刃は千と千尋の神隠しを興行収入と動員数でぬかすことになります。
すごいことですし、それだけ面白い作品だったんだなとも思います。
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それでも、もう10年後に両作品を再上映した時、興行収入はどちらが上かな・・?ふふふ。
(まだ競わせる気でいるw)