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織田裕二はなぜ世界陸上に復帰?2大会ぶりカムバックの真相

アニメ調で描かれた青いスーツ姿の男性が陸上競技場で大きな声を上げて応援している。背景では黒人アスリートがトラックを全力で走っており、「織田裕二 世界陸上に復帰!」という文字が左上に配置されている。 話題の芸能人
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織田裕二さんが2大会ぶりに世界陸上へ復帰することが2024年10月に発表され、大きな話題となっています。2022年のオレゴン大会で25年間続けたメインキャスターを卒業したはずの織田さんが、なぜ今回復帰を決意したのでしょうか。34年ぶりとなる東京開催への特別な思い、東京五輪での悔しさ、そして「これが最後のチャンス」という本人の言葉から、復帰の真相が見えてきました。体力的な限界を理由に一度は身を引いた織田さんが、新たな立場で世界陸上に帰ってきた背景には、陸上競技への変わらぬ愛と、東京大会を成功させたいという強い思いがありました。

織田裕二が世界陸上アンバサダーに復帰!2大会ぶりのカムバック

2024年10月5日、織田裕二さんが「東京2025世界陸上」のスペシャルアンバサダーに就任することが正式に発表されました。1997年のアテネ大会から2022年のオレゴン大会まで、13大会連続・25年間にわたってTBSの世界陸上メインキャスターを務めた織田さんが、2大会ぶりに世界陸上の舞台に帰ってきたのです。

今回の復帰は、従来のTBSメインキャスターとしてではなく、大会公式のスペシャルアンバサダーという新たな立場での参加となります。東京2025世界陸上財団によると、「世界陸上が紡いできたストーリーや偉大なる歴史を深く理解されている方」として、織田さんの起用を決定したとのことです。

国立競技場で行われた発表イベントでは、織田さん自身が「戻ってきちゃいました」と楽しげに登場。やり投げの北口榛花選手について「才能がすごいですね。ぜひ、リレーにダブルエントリーでお願いします」と、早速キレキレのトークを披露し、会場を大いに盛り上げました。

なぜ復帰?織田裕二が語った「最後のチャンス」への思い

織田さんが復帰を決意した最大の理由は、「34年ぶりの東京開催」という特別な意味があったからです。2025年2月25日に小池百合子東京都知事を表敬訪問した際、織田さんは以下のように語っています。

「世界陸上の東京開催は34年ぶりと聞き、僕の年齢に34年を足すと、これは最後のチャンス。いろんな国で見てきたが実際に競技場に行って生の興奮が東京で味わえる。どんな化学反応が起こるか楽しみ」

さらに織田さんは、東京オリンピックが無観客開催となった悔しさも復帰の動機として明かしています。「生まれて初めてオリンピックを東京でやるというドキドキワクワクがあって、『これは絶対見に行くぞ』と思っていたら、残念なことに無観客になった。その悔しい思いがあって落ち込んでいた時に世界陸上の話が来た」と、東京都への訪問時に語っています。

公式発表時のコメントでも、織田さんは「すでにワクワクしています」と興奮を隠せない様子。「満員の国立競技場から熱く、皆様と一緒に盛り上げていきたい」「未来の子どもたちにとって、レガシーとして心に残る大会になることを期待しています」と、大会への期待を語っています。

2022年に卒業した本当の理由とは?体力限界と経費削減の真実

そもそも織田さんが2022年のオレゴン大会で卒業することになった背景には、複数の要因が重なっていました。2025年1月の「マツコの知らない世界」出演時、織田さん自身が卒業を告げられた時の心境を赤裸々に語っています。

「正直僕は、あそこで、次の大会で終わりにしてくださいって言われた時に、ちょっとホッとした」と織田さん。その理由として「何大会か前から体力の限界を感じていたんで」と明かし、「(2015年の)中国大会の最後2日は高熱でほぼ倒れてました。そのぐらいきついんです」と、過酷な現場の実態を振り返りました。

また、TBS側の事情としては経費削減の問題もあったとされています。報道によると、織田さんの出演料はワンシーズン総額2000万円から3000万円で、旅費や宿泊費なども合わせると3000万円を超える経費がかかっていたとのこと。テレビ離れによる視聴率低迷も重なり、「経費がかかりすぎる」と頭を悩ませたTBSによる事実上の降板だったという見方もあります。

さらに、2013年のモスクワ大会では、織田さんの熱すぎる実況に対して日本陸上競技連盟からTBSに改善要請があったという報道も。織田さんとしては視聴者に陸上の楽しさを伝えたいという思いからの行動でしたが、こうした批判も卒業の一因になったと言われています。

復帰を後押しした3つの要因!東京五輪の悔しさから東京大会への期待

織田さんの復帰を実現させた要因は、大きく分けて3つあります。

1. 34年ぶりの東京開催という特別性
織田さん自身が「一生に一度のチャンス」と表現するように、1991年以来34年ぶりとなる東京での世界陸上開催は、57歳の織田さんにとって二度と巡ってこない機会でした。「僕にとっては二度と見られないであろう東京大会を満喫したい」という思いが、体力的な不安を上回ったのです。

2. 立場の変化による負担軽減
今回はTBSのメインキャスターではなく、大会公式のスペシャルアンバサダーとしての参加です。連日の長時間生放送という過酷な労働環境から解放され、より自由な立場で世界陸上に関われることも復帰の決め手となりました。報道によると、ギャラも以前より大幅に削減されているものの、織田さんは快諾したとのことです。

3. ファンの強い要望と期待
2023年のブダペスト大会では、SNS上で「織田裕二ロス」を嘆く声が多数上がりました。「思ったよりも織田裕二ロス」「大興奮の織田さんのコメントまでセットで世陸だった」など、織田さんの不在を惜しむファンの声が、復帰への後押しになったと考えられます。

興味深いことに、2023年のブダペスト大会には織田さんが自腹で観戦に行ったという報道もあります。卒業してもなお世界陸上への愛情が冷めていなかったことが、今回の復帰につながったのでしょう。

織田裕二の現在の活動と世界陸上への変わらぬ愛

復帰が決まった織田さんは、現在精力的に世界陸上のPR活動を展開しています。2025年1月3日には「マツコの知らない世界 新春SP」に出演し、「スーパーアスリートの世界」を熱く語りました。マツコ・デラックスとの初対面で、ウサイン・ボルトの驚異的な歩幅を再現するなど、陸上競技の魅力を余すことなく伝えています。

また、8月26日の同番組では、サニブラウン・アブデル・ハキーム選手と共に再び出演。「100m走の世界」について、「10秒間で何が起きているのか」を徹底解説し、視聴者から大きな反響を呼びました。

俳優業では、WOWOWの超大作ドラマ「水滸伝」で主演を務めるほか、2026年には14年ぶりとなる「踊る大捜査線」の新作映画も公開予定です。多忙な中でも世界陸上への情熱は変わらず、「世界陸上のおかげで人を素直に褒められるようになった」と、陸上競技への感謝の気持ちを語っています。

織田さんは東京大会の注目選手として、やり投げの北口榛花選手、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム選手、男子走り幅跳びの橋岡優輝選手、女子中長距離の田中希実選手らの名前を挙げています。特に女子100mハードルについては「メダルに絡めるかも」と期待を寄せており、復帰への意欲が感じられます。

関連リンク

日本陸上競技連盟公式サイト – スペシャルアンバサダー発表
東京都 – 織田裕二氏表敬訪問
ORICON NEWS – 織田裕二世界陸上復帰決定
web Sportiva – 織田裕二インタビュー

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