新人や若手の看護師の発言には価値がある!話せる職場を作る必要性。
2018/06/13
どうもmartonです。
皆さんは職場で働き始めて1年目、2年目の時に、何か自発的に情報を発信したことはありますか??
新人の頃って、なかなか大きな声で発言することって難しいと思います。(もちろんそうじゃない方もいますが。)
「間違っていたらどうしよう」「変に目立ちたくない」「そもそも何もわからない」など、理由はいろいろとあると思います。
会議とかで発言することって、とても勇気がいることですよね。
僕も、最初のころはみんな知って間もない人なので(当たり前ですが)一人に声をかけることすらちょっと緊張していました。
4年目の今では、どうやって理解してもらえるように話すか。などと考えていますが。
働き始めて間もないころの会議などでは特に、その話の輪に入っていけない何てこと多くあると思います。何言っているかわからなかったり。笑
僕の場合も、先輩たちが話し合う内容、その話の着地点など、自分はその輪に入らず、内容を聴き勉強する。看護師として何年も働いている先輩たちが話しているわけですから、それが間違っているとはみじんも思わず、とにかく聴いていました。
しかし2年目の終わりくらいから自分で考え、発言するようになって思ったことがあります。
おかしな方向に進む話し合いがある。
先輩たちの話し合いを聴いていると、感覚的に「それっておかしくない?」みたいな方向に進むことが何度かあったんです。
例えば患者優先ではなく、業務を優先していたり。
環境整備について話していたのにシャープボックスの取り扱いの話になっていたり。笑
だいぶわかりにくい例になりましたが。要するに「ちょい待って!」ってなる内容があったわけです。
先輩でもすべてが正しいわけではない。ということがわかり始めました。
僕は、実際1年目にも「これっておかしくない?」みたいなことあったんです。だけど、「前人たちが考えて行ってきたことには何か理由があるはず」と、まぁいい言い方をすれば、先輩たちを完全に信用していたわけですよ。悪く言えばその根拠をしっかりと調べなかったんです。
でも、先輩がすべて正しいわけではないことを知り始めてから、その受け流してきた疑問は受け流してはいけなかったんだと気づきました。
職場に染まっていくのは必然
職場に入ると、その環境で毎日働いていくわけですから、そこでのしきたりや慣習みたいなものに慣れていってしまうものです。
中には流されない方もいると思いますが、慣れないとなじんでいけませんからね。慣れようとする人のほうが多いと思います。
だんだんとその中での考え方が身につきます。周りと同じように働くために。
そうなると、その病棟外の人が気付ける内容の問題が気付けなかったりするんです。
ニュースとかでもあった、院内での虐待、暴力なんかもそうだと思います。
周囲の人たちも見慣れているから大きな問題だと感じることができなくなってしまう部分もあったと思います。
それだけ、「慣れる」ということにはデメリットもあるわけです。
職場に慣れてしまってからでは出ない意見が新人のころにはあります。一番新鮮な情報で勉強してきている人が最新の情報を持っているんです。その情報を出すことって、職場にとってすごく価値のあるものだと思いませんか?
新人の意見を聞くには周囲の上司や先輩の力が必要です。病棟、職場を本当によくしていこうと思うなら、まだその職場に慣れていない目を持った新人の意見こそ、積極的に聞くべきだし、その環境を作る努力が必要だと感じます。