看護師国家試験の勉強方法は?問題を掘り下げることの大切さ。
2018/06/11
こんにちはmartonです。
僕は看護師になってこの新年度で4年目になります。できる先輩たちをみていると、まだまだ身につけなきゃいけないこと、沢山あるなぁ。と感じています。
今でもちょこちょこと勉強しているのですが、それのベースになっているのは国家試験に向けた勉強です。
僕は3年制の看護学校に通っていたのですが、国家試験の勉強を始める前、3年生になるまではほとんど勉強していませんでした。
実習の時は苦労しましたけどね。。毎日先生にダメだしされて、課題こなすためにほとんど寝ず、実習先に向かっていた日々、、もうやりたくないです。
実習の話は置いておいて、国試の勉強はすごく楽しかったのを覚えています。
と、言っても最初から楽しかったわけではなくて、じっくり勉強するのは昔からすごく苦手でした。
ですが、焦らなければいけない事情ができたんです。途中で。
模試が本試験までに3回ほどあって、2回目の時に先生から
「今回の模試でC判定以下だった場合はランクに分け、特別教室を開催します。毎日です。出席をとります。」
と言われたんです。
3年の実習が終わってからはほぼ自由。カリキュラム的には学校に来なくていいのに、それが強制になる。。
この地獄だけは絶対に避けなくては!!!
まさにケツに火が付いた瞬間でした。笑
そこから自分史上まれにみる集中力で勉強をし始めたんですが、それまでほとんど勉強してきてなかった自分が、その模試でよい点を取るためには山はって丸暗記しかない。と考えて、まずはひたすら暗記し始めたんです。
しかし、不器用な自分はいろんなところでつまずき、立ち止まってしまうわけです。例えば、
「このホルモンてなによ。何に作用するんよ。」
「このビタミン欠乏したらなんでこの病気になるんよ」
のように。ところどころ立ち止まっては調べ、あーなるほど。で、次に進む。という感じで進めていきました。
その結果、模試はなんと余裕のA判定、しかも学年で2番!!!(山張ったところがよかった)
もちろんこの結果はうれしかったのですが、それよりも大きな収穫があったんです。
掘り下げていったら、実はめちゃ面白い。
この模試以降は、ひたすら過去問を解いていくことにしました。
ちなみに1問にかける時間は30分~2時間。笑
怪しいところや分からないところは掘り下げ、掘り下げたところでわからないものがあればまた調べ、、
その1問でその周辺の知識を全部網羅するように勉強を進めていきました。
最初のころは、一緒に勉強していた友人たちにはかなりウザがられましたけどね。なんせ数がこなせませんでしたから。
しかし、この勉強の仕方で途中から変化が出てきたんです。
調べなくてもわかる問題が増えていった。
いろんな問題を広く広く調べていくうちに、それらが少しずつながっていったんです。だから聞いたことない問題でも、答えが導き出せるようになっていきました。
友人たちも途中から僕がいろんな質問に返答していくのをみて、おやおや??となっていったようです。
そこからはみんなで毎日討論会でした。わからないところを調べ、調べたところのわからないところを分担して調べる。
みんなで基礎知識部分の記憶につながるまで話し合いました。
そんなやり方をしていた僕たちは、本試験が近づくにつれて、徐々に緊張感がなくなっていきました。
なぜなら過去問は大体わかるから。自信がついたんです。
ちなみに終盤は図書館に集まって、ほとんどモン〇トしてました。もちろん静かにマルチしてました。笑
結果、国家試験は全員合格!
勉強していくうちにわかっていったのは、基礎と名の付くものはめちゃくちゃ大事であるということ。(当たり前ですが。)
あほな僕はポンっと基礎の教科書渡されても、なんのこっちゃわからない。覚えられない人だったのですが、いろんな問題をこなしていくことで、全部基礎につながるということを感じることができました。
一年生の時に、先生が「まずは基礎から、解剖生理から」と、何度も言っていた理由をそこで知った訳です。笑
今学生で看護師を目指している方、そのほかの資格試験を目指している方、
入職してから感じるのですが、勉強できる環境と時間が十二分に確保できるのは学生の時だけです。この後、仕事を始めてからは二度とその時間と環境は戻ってきません。
僕は大学も出て、その後看護学校に入学したのですが、勉強したと自信を持って言えるのは最後の一年だけです。
今、あの時間は貴重だったんだな。もったいなかったな。と感じます。
遊ぶことも全力でする。だけど、未来の自分が振り返った時「後悔」にならない今を生きてください。
僕は途中から国試の勉強が楽しくて、遊びみたいになっていましたけど。笑
楽しんでやりましょう。苦しいのは入り口だけですよ。