看護技術、看護知識を身につける方法は?効率がいいのは同時に学ぶこと!
2018/06/13
普通は勉強してから実践に望むべきだろう。
そう思う方も多くいると思います。
もちろん実践で失敗してはいけませんからね。正しい順番だと思います。
事前に学ぶことが不必要なわけではないです。
しかし、実践でしか知り得ない知識、情報があるのは確かですし、自己学習より実践の中に含まれている情報ははるかに多いです。
看護学校での基礎、解剖生理
きっとどこの学校でも、1年生の時から解剖生理学はあると思います。
何より基礎の基礎、人の身体がどのような構造になっているかという知識がないと、何も始まらないからです。
しかし、僕は何よりこの解剖生理が苦手でした。笑
そもそも座学が得意ではなかったというのもあります。どこがわからないとかではなく、もう「ちんぷんかんぷん」とはこれこのことだと感じるほどでした。笑
でもテストの点数が悪かったわけではありません。ちゃんと及第点くらいは取っていました。
それでも「ちんぷんかんぷん」だったと言うのは、その知識が表面的なものであると感じていたからだと思います。
実習に行きだして、急激に楽しくなった解剖生理
実習に行くと、いろんな患者さんに出会いますね。受けもたせていただいた方も、そうでない方もいろいろいます。
病を抱えている人たちと会って、話して、そこでようやく
「この病気って何がどうなって発症したん?」
というところに行きつきます。
さぁ、ここでようやく解剖生理をガシガシ勉強しはじめたわけです。
するとスルスル入ってくる。一年生の時に読んだ同じ教科書だとは思えないほど、単語ひとつひとつが鮮明に見えてきたわけです。
必要なのは「現実味」だった
僕は教科書をただ読んで、本当に理解するだけの想像力がなかったんです。
それが、患者さんと関わることで、急に教科書の中身の「現実味」を感じることができたんです。
それこそが知識を本当に根付かせるための特効薬だと僕は身をもって感じたわけです。
何度も何度もテストを受けるより、一回実践に入るほうが、はるかに覚えるスピードも速いと思います。
自分で実践ではなく、見学という方法もある
いきなり自分が実践するのは流石に難しいので、まずは先輩とかに着いて行って見学させてもらいます。
一度「見る」というだけでも、その後の自己学習のスピードは全然違います。
本物を見たという経験は、教科書や手順書を読んだだけでは絶対に得られない情報です。
百聞は一見にしかず
技術と知識を同時に学んだ方がいい。こう考えるのは、身につくまでの時間効率が格段に良いからです。
と言っても、はじめての実践は不安も恐れもあります。それは誰しも通ってきた道だと思います。
だから僕はこう考えてます。
「この不安、恐れを乗り越えた時、間違いなくレベルが上がるんだ」と。
めっちゃポジティブ。笑
実践の後、ちゃんと知識を身につけるためにも、振り返りは大切です。そうすることで、技術も知識も同時に身につけていくことができます。
そして少しずつ不安は減っていき、自信を持って次の実践につなげていくことができると思います。