男性看護師は本当に需要があるのか?必要性について。現役男性看護師の思い。

   

年々、男性看護師の数は増加傾向にあります。

2014年のデータだと、約9万8千人、看護師全体の割合をみると、約6%が男性看護師だと言われています。

今回は、男性看護師はなぜ増えているのか。どこに需要があるのかを書いていきたいと思います。

男性看護師の魅力とは

まず上げられるのは、「体力」ではないでしょうか。

介助などの場面で力を発揮します。

また、精神科などの不穏行動のある患者さんが多い病棟でも男性看護師は多いです。

患者さんにももちろん男性がいますし、女性では明らかに危険な場面もあると思います。そんな時に力を発揮できるのではないでしょうか。

救命救急などでも体力は必要であり、男性看護師が重宝がられると言われています。

他にも

・男性看護師がいて雰囲気が良くなった。

・医療機器など機械の取り扱いが男性の方がうまい。

なども言われています。

「看護師は女性」というイメージ

男女雇用機会均等法の影響により、「看護婦」という名称はなくなりました。

それから徐々に「看護師は女性」というイメージは少なくなってきているものの、まだまだ男性看護師が当たり前にいるという状況にはなっていません。

男性が少なく、働きにくいとか、女性社会が難しいとかも考えられます。

まぁ、男性が看護師目指す時点で覚悟はしていると思いますけどね。笑

女性の細やかな気遣い

僕が看護師になって思ったのは、女性のような細やかな気遣いは、かなり訓練しないと出来ない。ということです。

周りの女性看護師の患者さんとの対応、家族との対応をみて、

「それは相手にとって嬉しいだろうな」

「本当によく見ているな」

と感じた場面が何度もありました。

(もちろん、どの看護師もできているわけではないですが。笑)

もちろん看護師として働いているからだろうとも思うんですが、それより、女性特有の優しさがそのような関わりを生んでいるのではないかと感じたんです。

そして僕は、その細やかな気遣いこそが良い看護に繋がるんではないかと考えていました。むしろ本質なんじゃないか。とも考えました。

男性看護師、間違いなく需要はある。だけど、、

僕の考えでは、その気遣いこそが看護であると思う部分もあるので、やはり看護師は女性が向いているんではないかなぁと思っています。

しかし、男性だからこそ活きる看護だってあるはずです。先述した男性看護師の魅力もあります。

これからもっと男性看護師が増え、需要も増え、活躍できる場が増えれば、もっと魅力と呼べるものも増えると思っています。

ただそれだけではなく、細やかな気遣いや優しさを女性の看護師をみて学び、男女ともに、より良い看護につなげていくことができたら最高だな!と考えています。

 - 看護師 職場, 重症心身障害児